# 日本とイタリアの時差とコミュニケーション:現地採用チームのマネジメント

> 日本とイタリアの時差は8時間(夏は7時間)。重なる時間が短いチームで会議、報告、意思決定をどう回すか。イタリアの従業員との働き方のコツ。

日本はイタリアより8時間進んでいます。イタリアが夏時間の間は7時間です。日本の9時から18時、イタリアの9時から18時で働くと、重なるのは冬は1時間(イタリア9時〜10時=日本17時〜18時)、夏は2時間(イタリア9時〜11時=日本16時〜18時)だけです。この短い重なりをどう使うかが、現地採用チームのマネジメントの基本になります。

## 重なる時間を決める

- 日本との定例会議はイタリアの朝に固定する
- 会議は重要な議題に絞り、短くする
- 日本の夜の会議を常態化させない(イタリアの休息のルールにも関わります)
- どうしても必要な場合は、イタリア側の勤務時間をずらす取り決めを書面にする

## 現地の勤務日を尊重する

イタリアの昼休みは日本より長めのことが多く、8月には長い休暇があります。祝日もイタリアの暦で決まります。日本の繁忙期とイタリアの休暇の時期が重なる場合は、早めに調整してください。

## 書き残す

時差のあるチームでは、口頭の合意より文書が重要です。

- 会議の議事録と決定事項を共有する
- 依頼は背景、期限、判断の基準を書く
- 共有ドキュメントで進捗を見える化する

日本の「察する」文化は、時差と言語の壁を越えて伝わりません。はっきり書くことが、相手への敬意になります。

## 率直に、しかし理解を確かめる

イタリアの従業員は、意見をはっきり言い、議論を好む傾向があります。日本の会議のように、事前の根回しで決まっていることを確認するだけの場だと、不満を感じることがあります。意見を求めるなら、本当に反映する余地を残してください。

逆に、イタリア側の「はい」が、日本側の期待どおりの意味とは限りません。重要な依頼は、相手の言葉で要点を確認してもらうと誤解が減ります。

## チャネルを使い分ける

- 急ぎの確認:チャット
- 依頼と記録:メール、チケット
- 議論と意思決定:定例会議
- 複雑な説明:文書と短い動画

## イタリアの従業員をチームの一員に

本社の会議や情報共有から外されると、現地の従業員は疎外感を持ちます。

- 全社の情報を英語で共有する
- 日本への出張や研修の機会を作る
- 日本側の担当者が定期的にイタリアを訪問する
- 評価とキャリアの道筋を示す

## 雇用の側はシンプルに

給与計算、休暇、届出をEORに任せれば、日本側はマネジメントとコミュニケーションに集中できます。

## チェックリスト

- 定例会議の時間をイタリアの朝に固定したか
- 依頼を文書で出しているか
- イタリアの休暇の暦を共有しているか
- 現地の従業員が全社の情報にアクセスできるか
- 評価の仕組みを伝えたか

雇用ルールの違いは[イタリアと日本の比較](/italy-vs-japan.html)にまとめています。

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Source: https://italykoyo.com/articles/japan-italy-time-zones-communication.html · 2026-11-02
